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ありがとうの里(七福醸造碧南工場)

  • 執筆者の写真: engineerworks1227
    engineerworks1227
  • 2023年8月10日
  • 読了時間: 4分

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8月9日


今日も一人旅で、ありがとうの里七福醸造碧南工場さんの工場見学に行ってきました。


9時~で予約してしまったのですが、少し前に到着してみると始業準備をされていた感じもしたので10時~にすれば迷惑もかからなかったかな?と思いました。



製造工場の入り口です。

今日は私の他に見学者がいなかったので、質問、疑問をしっかり解決できるなと思いテンションが上がりました⤴









まずは、会社の取組み、地域貢献の説明がありました。一つづつピックアップ。

(会社の取組み)

ISO22000という認定の種類があることを初めて知りました。素人の私がちょっと調べただけでは難しすぎで分かりませんでしたが、ISO14001とJAS有機認定工場を包含しつつ更に基準をアップさせた取

得するのに難しいものらしいです。


(地域貢献)

100Km歩け歩け大会は社員の方が運営されており、入社後全員1度は実際に歩くことになるようです。区間ごとにタイム制限があり到達出来ないと脱落していくシステムで、完歩には30時間ほどかかるようです。


参加制限はないので皆さん一度参加されてみてはいかがですか?



塩水を作る機器の説明。


白い機械の(右)上の槽に岩塩を入れて、その上から茶色のタンク(左)に入っている水をかけて溜めていきます。






白い機械の真ん中の槽が2重構造になっていて内壁にスリットが入っており塩水が染み出てくるシステムです。

粒子が粗い岩塩を使うのは、この工程で水の通りを良くする効果もあっての事で、逆に粒子が細かいとスリット周辺で詰まりを起こすようです。

勿論、通常の食塩と比べミネラルを豊富に含んでうまみが強いといった利点もあるようです。

白い機械の下の槽で、染み出てきた塩水を攪拌し濃度を調整します。









攪拌機のモーター部です。












ありがとうの里と命名された由来がここにあります。

”ありがとう”というラベルが貼られている瓶の方が米の腐敗が少ないとのこと。

ややスピリチュアルな感じもしますが、言霊的な意味合いなのでしょう。

私としては時価総額〇〇〇億円の会社を作るとか、世界シェアナンバーワンになる、などという話を聞くよりも少しくらいスピリチュアルな話の方が好きです。



原料を発行させるためのタンクです。

中には、麹(小麦+豆+麹菌)と塩水が入っています。この部屋には4つのタンクがあり塩分の濃淡を別々に作り、商品にする最終調整で塩分18パーセントにするそうです。1つのタンクで5万リットルです。







発酵タンクの中身

麹(小麦+豆+麹菌)と塩水とはいえ↓


濃口醤油

小麦5:大豆5


薄口醬油

小麦9:大豆1


写真を見ての通り、つぶつぶのほとんどは小麦でした。



ここで、生絞りの薄口醤油を出して頂きました。

レバーが結構固いので案内してくださった方もご苦労されていました。


この液体はまだ酵母菌が生きていて発酵中です。保管が難しいらしく冷凍保存がオススメでそのまま冷蔵庫に入れておくと破裂するとのこと。

基本的に素人への販売もしていません。

右)ろ過前、左)ろ過後です。

生絞りは勿論右側ですが、塩分調整前なので塩味が少なくフルーティーでした。そのまま飲めるレベルで10月に控えている私の健康診断すらなければグビっと飲んでいました。

これを飲みに行くだけでも、工場見学の意味があります。





蒸気式を熱源とする回転釜。


私があまりにも質問をしまくるので、このあたりから案内してくだっさた方の疲れが見えてきました。ほんとにごめんなさい🙇





ほんとは蒸気配管の経路を聞きたかったのですが次回にします。


蒸気開閉は電磁弁?熱交換器の形状は?

温調機能は?蒸気トラップは?

またお願いします。







粗熱取り機です。


これもまた教えてください。

またお願いします。








醤油ろ過器です。


創業時から、50年ほども前の機器で今でも現役稼働しています。







この一枚一枚全てに紙のフィルターを入れて醤油をろ過します。









ろ過器の出口側です。


液体渦ができで、エアーが入らないように仕切り板が仕込まれていました。









急速殺菌機です。


酵母菌の発酵を止め、いよいよ容器詰めへ。生蒸気と水をミキシングして90℃ぐらいに温度を上げます。







金属の板がミルフィーユ状態になっている隙間を熱湯、醤油、熱湯、醤油.......

と交互に流し、均一に短時間で殺菌し醤油の風味を損なわないよう工夫がされています。日本酒も同じシステムを使うようです。








容器詰め工程です。


この機会は、瓶でもペットボトルでも大きさが変わっても設定次第で対応出来ます。非常に優秀な機械です。







ペットボトルの蓋の向きを変える機械です。

あんまり見えない。。。










製品の不純物を検査する機械です。


製造工程に金属片が混じることはほぼ無いようですが、異物が混入していないよう容器を反転させ光を当てて検査していました。








閉栓する機械です。


瓶詰めのロッド日ではなかったので動いていませんでした。

工場見学はこれにて終了です。








試食タイムです。


卵スープ、キュウリの浅漬け、卵焼き、そうめん、をそれぞれのつゆで頂きました。大変おいしゅうございました(^^♪



ありがとうの里の皆さん、ご対応ありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いします。

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