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山梨県立リニア見学センター

  • 執筆者の写真: engineerworks1227
    engineerworks1227
  • 2023年11月15日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年11月16日


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11月6日

今日も一人で山梨県立リニア見学センターへ社会科見学に行ってきました。

10月に一度も行けていなかったので見学者駐車場に着いた時には久しぶりの勉強に胸が高鳴ったものでした。







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ここでの見学は主に”どきどきリニア館”です。駐車場に着いたときからリニアの走行音が聞こえていましたので、確かにどきどきするなーと実感した訳です。









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入り口で入館料をお支払いし、最初に見えるのが実走試験に使われた車両です。

ん~、カッコイイ。










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室内見学も出来ます。

この見学車両は片側2列ですが、稼働車両は2×2列になるようです。

見学通路を確保するために片側2列を外しているんですね。

稼働車両には天井部分に荷物置きも設置されるようです。






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車両側に過去実装された超電導磁石です。

この時点では私自身、超電導とは何なのか全く理解していなかったのでほぼ素通りでした。


一応分かったのが液体ヘリウムで超電導体を冷却するタイプ。





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液体ヘリウムを使用するタイプから冷凍機で超電導体を冷却するタイプへ進化したようです。


”高温型”といわれる超電導体が開発されたことによって、液体ヘリウムを使用しなくてよくなりました。液体ヘリウム自体高価で冷却装置も複雑になるようなので大きな技術革新と言えたのでしょう。






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とりあえず、2Fへ。

電磁石の仕組みについての解説コーナーが色々ありましたが一般的に学校で習ったような事なので、ふ~ん。といったところです。








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電磁石による浮遊を体験出来る乗り物です。大人もどうぞということでしたので私も体験させて頂きました。













子供も楽しめる乗り物でした。

が。。。

実際のリニアの素晴らしすぎる技術はこんなものと言ったらこの乗り物に失礼ですが、まったく別次元のものであることを

徐々に知ることになります。




まずは、実走風景です。









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モニターで走行速度と走行位置を確認出来ます。

おーっ!500キロも出ているのか。


車両が通過する少し前に、”もうすぐリニアが通過します”みたいなアナウンスがあるのですが、どうやらJR東海からはこの画面情報しかないらしくオペレーターの方は画面目視のみでアナウンス対応してくださっているようです。



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ここにきて、リニアの基本構造である超電導体が何物であるかが少しずつ分かってきます。












一度液体窒素で冷却された超電導体は磁石で作られたレールの上を、一定の浮遊を保ちつつ走り続けます。やがて常温に戻ってくるとレールから離脱します。






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超電導体は冷却し一定の温度を下回ると、基本的には磁界力線に反発する性質になり浮遊します。しかしながら、部分的に受け入れる磁力線が軸となり定点に留まる事になるそうです。

超電導体を実用化するには低温の冷却状態を維持出来るかにかかっています。効率よく冷却する方法や、なるべく常温に近い温度で浮遊状態を保てる物質を開発する研究が進められているのです。

将来的にリニアが3大都市を1時間で結ぶことで一つの巨大都市を作り、JR東海を中心とした経済圏が作り出されます。移動時間を極端に短縮することにより地理上の概念を作り変え、超電導の技術で新たな価値を生み出していく訳です。それは、身近な電気機器がよりコンパクトに製造されるようになったり、送電蓄電技術や医療機器、核融合による発電所の開発にもスケールされることで新たな価値がやがて巨大な富となるのでしょう。


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昼には吉田うどんで有名な”山もと”さんで肉玉うどんを頂きました。

とても美味しかったです。つけ麵もあるようです。








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山梨近代人物館にも行きました。

明治時代は日本が海外に輸出できる物は、絹や農産物ぐらいしかなかったようです。そのためには鉄道を敷き、いかに大量の物資を産地から港に運ぶか?といった努力がされていました。

労力は大変なものだったとはいえ、収益構造としては現代と比べれば単純だったかも知れません。



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建物の内装も当時のままの雰囲気でした。

昭和一桁年代の建物ですが、今でも職員の方が仕事をされていました。









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近くの甲府城を少し歩いた後、太宰治が通ったと言われる喜久乃湯温泉で昭和レトロへタイムスリップを体験し帰途につきました。

今回は明治時代から現代に至る産業の移り変わりを知れたと共に、リニアの最先端技術が今後どのように展開していくのか?興味と期待を感じさせて頂きました。







 
 
 

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